全員が実名のスポーツゲーム

当時のスポーツゲームとしては異例とも言える「全員が実名のスポーツゲーム」となっている点もまた、強力な特徴と言えます。ただ、本作はその「キャプテン翼」とも大きく異なり、普段スポーツ観戦している中では見ることのできない、各クラブの経営や人事といった点をメインとした経営シミュレーション+選手を育成する育成ゲームとして、異色のヒット作となったのです。それまでのスポーツゲームは、やはりアクションが主体で、サッカーゲームにおいてもそれは例外ではなく、唯一「キャプテン翼」シリーズがコマンド方式のアドベンチャーゲームとしてヒットしていました。 Jリーグが華やかに開幕したこともあってサッカー人気は高騰しており、サッカーゲームには高い関心が寄せられていましたが、当時はライセンスの取得が困難だったため、実名から少しもじった名前を使用するのが通例となっていました。よって、本作の1作目「Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!」が、スポーツクラブを育成していくという本シリーズのスタンダードを確立させたソフトと言えます。 本作の特徴は、育成、経営面だけではありません。しかし本作では完全実名を実現し、よりリアルなゲームとして人気を集めたのです。 セガのスポーツソフトを代表する「プロサッカークラブをつくろう!」シリーズは、同じく育成ゲームの「プロ野球チームをつくろう!」よりも早い1996年に発売されました。このことは、近年のスポーツゲーム全般に大きな影響を与えたと言えます。


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